CB400SFのTopへ戻る

教習所の数々の難関。しかもそこには「○秒以上で」とか「○秒以下で」とか、いやーな縛りもついてくる。
しかしう〜でも得意不得意があった。これは意外。ぜんぶ不得意かと思ったのに。

【一本橋】
最初は当然のごとく橋から落ちまくった。「免許とったらこんな橋なんか渡らんもん!」
でも「これは橋じゃない橋じゃない、ふつーの地面だ」と己を偽り、気持ち遠くを見て、すーっと通り過ぎるようにしたら、ある日突然できた。逆上がりと同じで、一度できたらもう楽勝だった♪
…でも卒業試験ではなぜか8秒ちょっとでわたってしまい、減点をくらった (-_-;)

【S字カーブ】
通るたびに「もうだめだ、もうまがりきれない」と思うのだが、ここではコケなかった。(一度しか)
ここでも遠くを、出口付近を見るのがコツ。教官の言うことはけっこう正しいなぁ。

【坂道発進】
「2000まで回してからゆっくりリアブレーキをゆるめて」とかなんとか言われたが、心配性のう〜はアホみたいにふかしてた。時にはエンストして脂汗を流したものの、教習後半には楽勝スポットになったv

【急停止】
なぜかこれは得意であった!最初の一回目こそ、教官のご期待にそえてタイヤをロックさせちまったが(あの感触は毛穴が開くねー、二度と味わいたくないっす)その後はノーミス!
実際に路上に出てももっとも頻繁に使う重要な技なので、これは得意であってよかった!

【スラローム】
……これが、じぇんじぇんだめでした(ToT)
免許とったらこんな走り方ぜったいしないもん!ここは族の養成所かっ!
こんなん教習メニューに入れるって、お役所はアホちゃうか!?
などといくらクダを巻いてもできなきゃ免許はもらえない。
悪法でも法である(←と思わなきゃやってられないくらい嫌いだった)

しかもその教習所は、一本橋終わってすぐ3mくらいでスラロームなのだ。
やっと終わったと息つく暇もなく、無理やりふかしてすぐ2速にいれて
気合でぐおっとバイクを倒す。するともれなくパイロンも倒れる。
あうあうになって並んでいるパイロンをほとんどなぎ倒して直進したのも、一度や二度ではない。
深夜に忍び込んで、パイロンを全部接着剤で固定しようかと思ったくらい、パイロン倒し魔王だった。

なんでか知らないけど、毎教習さいしょのスラロームは、100%パイロンを倒すのである。
このテのジンクスは四輪でもあって、毎教習最初のクランクは100%脱輪していた。これは見事に「最初の一回」だけだったので、四輪の卒検では試験前の自主練習のときに脱輪をしておいた。
(この教習所では、四輪の卒検前の早朝、自主練習できる制度があった。これがなかったら絶対落ちてた)

が、二輪はそんなありがたい制度が使えない。完全に一発勝負である。
パイロンを倒すのはもちろん、気がつかない程度にかすっても×。試験官に退場を命ぜられるのだ。
こわい!これはこわい!

結局、卒検前日まで、パイロン倒し病は治らなかった。
う〜のおびえをよそに、いよいよ卒業検定の朝が来た。

EPISODE 6
涙のスラローム

こーゆーやつ。