CB400SFのTopへ戻る

何がくやしいって、頭ではわかってるのに体がついてこないのがくやしい。
教官に「これこないだ言ったよね?もうできてもいい頃だよね?」(いやみな教官だ…)といわれて、「はいおっしゃる通りです」と思いながら涙がにじむ。そりゃもう30すぎだ、思い通りに体は動かない。それを本当に心の底から痛感した。

…くやしい!めちゃめちゃにくやしい!

というわけで、わんさと朝練をはじめたのだ!

EPISODE 5
♪苦しくったって〜
↑CLICK HERE!

平日の朝早起きして、多摩川の川べりへ。
う〜は生粋の感覚派なので、とにかく体に覚えこませる。見てのとおり、生まれたばかりの子鹿のようなへなちょこぶりである。でも走る走る。2時間も走ると管理のおじさんに見つかって怒られた。

何日かして、車の通らないアスファルトの200mくらいの空き地を見つけた。
そこで何度も何度も、ストップアンドゴーの練習、短い距離で3速まで入れる練習、ビニールテープを貼って一本橋の練習を繰り返した。

でも自分では一向にうまくなってる気がしない。自分の思い描くライディング−−それはわんさ〜始め、うまい人のを見て描いているイメージだから当然なのだが−−には全く及ばない。歯がゆい!

こんな難しいことを世のライダーは経験しているのか!?
誰かうまい攻略法をあみ出したりしてるんじゃないか?? と思って(夏休み最終日に友達の宿題を写させてもらったことを思い出す…)わらをもすがる思いである日ネットを検索してみた。
が、そこには苦労譚などなかった。
逆に、とある女性ライダーのサイトで(その人は小柄な女性なのに1300に乗っていた)
「女性がバイクに乗るのは並大抵のことではない。世間的にも歓迎されることではないし、体もきつい。現に私も、血を吐く思いで何日も押し回す練習をした。体中があざだらけになったが、そのくらいの根性がないと女性でバイクには乗れない」
というようなことが書いてあった。

落ち込んだ。
でも一方では「女性でも乗ってる人は多数いる。真剣に、楽しくバイクを乗りたいという意志があればいいじゃないか!」とも思った。そうして私はがんばった。
ただ、そのときの「私に免許なんて無理かもしれない…」という不安は大きかった。特に女の子は、バイクに乗りたくても自信がない、教習所に通っていても「私はダメかも…」と思って、あきらめてしまう人は少なくないと思う。

だから私は、今この文章を書いている。
だいじょうぶ!いつか免許は取れる!バイクを好きでいれば、ちょっとの間だけがんばれば、ほんとに楽しい世界が待ってるよ!