VTR250用 リプレイスメントエアフィルターエレメント を作る

VTR250には社外品のエアフィルターエレメントは存在しません。
マフラーはまぁまぁ出ているのに、、、排気効率だけをアップさせるカスタムでいいのでしょうか?
できれば吸気効率も上げたいですよね。
それに、純正のエレメントは¥3400 もして高いです!
というわけで自作しちゃいましょう!(^^

使用するのは、汚れてもう交換時期となり捨てる予定だった純正エアフィルターエレメント。
そして、市販の汎用エアフィルターエレメント(自分でカットして使うやつ)。
今回、私は高効率を狙ってデイトナのターボフィルターを使用しましたが、足りる大きさであれば
他社の物でもかまいません。自分の好きな物を使いましょう。
ターボフィルターは定価でも¥1995(税込)!純正より¥1400も安くすみます(^^

【注意!】
この方法をご自身のカスタムの参考にしていただければ嬉しい限りですが、カスタムは全て
自分の責任で行ってください。
何かトラブルがあっても当方の責任は無いものといたします

※画像はクリックすると拡大画像が別ウィンドで開きます。

1.まずは使い古しの純正エレメントの濾紙部分を取り除きます。
四辺をカッターでキレイに切りましょう。

2.切るとこんな感じで濾紙が取れます。

取ったら、一度キレイに洗った方がいいでしょう。
後で新しいターボフィルターを入れる時に汚れてしまうので。







下の画像は完全に取り除いたところです。

3.次に四隅に直径2mmほどの穴を開けます。

できるだけ角に寄せて開ける方がいいです。

4.その穴にアルミ製の針金を通して外れないように止めます。

止め方はどんな方法でもかまいませんが、私は画像のようにしました。

5.針金を画像のようにX(エックス)字に張ります。

針金はできるだけピンと張った状態が見た目もいいです。

6.そこに丁度いい大きさ(161mm×184mm)にカットした
ターボフィルターを差し込みます。

7.エレメントが入るベース部分の内寸より 1mmくらい大きく
カットした方がピタッとしてズレなくていいと思います。

8.こんな感じに出来上がり!

かなりいい出来映えです(^^

9.あとは車体に搭載して完成ぃ〜〜〜!

簡単なインプレッション

吸い過ぎでかなり薄くなるかと思いましたが、まったく問題ありませんでした!(^^
やはりアイドリング付近で不安定になりました(^^;
暖機時間の増加、暖機完了後でもエンスト多発orz
ってことでパイロットスクリューを調整しました。
VTR250は標準置が1と1/2回転戻しですがいろいろ試してみた結果、現状は2と1/2回転戻しで丁度いい感じですね。
ただし、これはマフラーや点火系、個体差もあるのでVTR250すべて同じ結果になるとは限らないので、自分でいろいろ試して調整する必要があります。

メチャメチャ体感できるくらいにレスポンスが良くなりました。
パワーもトルクも微増しているようです。
いつも通る道にあるダラダラと長い上り坂で、ノーマルフィルターで5速で登っていてそこから加速しようとしても牛の鳴き声のような排気音と共にまったく加速らしい加速してくれませんでしたが、このフィルターでは力強さまでは感じないにしても、しっかり加速するようになりました。
2速で止まるような極々低速からスロットルをラフに開けた時でも、ノーマルでは完全にノックが出たのですが、このフィルターではノックが出なくなりました。
追い越し加速でも明らかに加速に入るまでのレスポンスが良くなりました。
ノーマルではスロットルを開けてから一呼吸おくように「ブ〜ボボボボボ」っと加速していたのですが、その「ブ〜」の部分が無くなった感じです。
、、、と、予想とは裏腹に非常にいい方向に変化しました。

大満足!(^^


続編 : 「メッシュパネルを追加」へ飛ぶ

・・・と思いましたが、その後試行錯誤の末、ターボフィルターだけだとやはりアイドリングの不安定が完全には解消されないので、少し抵抗を増すことにしました。

で、作ったのはこれ。
アルミのパンチングメッシュ板を折り曲げて作りました。

フィルターとピッタリのサイズにします。

装着するとこんな感じ(^^
普段は見えないですが、カッコイイ(^^ゞ

感じはかなりノーマルに近いです。


Ver.2
パンチングホールの大きさが違う物も作ってみました。
コチラはやはり上でパンチ力があります。