初心者講座【ガソリンタンクの外し方】VTR250編

1.まずは、燃料タンクのコックをOFFにします。

2.タンクの前側のボルト2本を外します。

3.シートを外しタンク後側のボルトを外します。

4.車体右側(ブレーキ側)のタンクとフレームの間からタンクの後方(シート側)を覗くと画像のような燃料コックの裏側が見えます。そこから出ている赤丸のホースをたどって行くと次の画像のような3つ又のジョイント部分にたどり着きます。

5.その3つ又部分のところでそのホースを引き抜きます。
※画像のホースバンドは1つだけ形状が違いますが、それは私がよくタンクを外すので、使いやすいバンドに交換したためです。通常は3つとも同じ物のはずです。

このホースは直径7〜8mmくらいです。

ホースバンドが付いていますのでそれをずらして、無理に引っ張らず徐々に慎重に抜きましょう。長い間抜かれたことのないホースは固着していたりするので無理矢理引っ張らずに、隙間にCRC等をふいて根気よく徐々に抜きましょう。無理に引っ張るとホースが破損してしまう危険性があります。

下の画像はホースを抜いたところです。

6.次にもう1本ホースを抜きますが、このホースは非常に判りづらいのですが、燃料コックの表側から覗くと右の画像の赤丸のホースが少しだけ見えます。
このホースを上のホースと同じようにたどって行くと、やはり次の画像のように三つ叉のジョイントになっています。
これも同じようにバンドをずらし、慎重に抜いてください。

このホースは上のホースよりかなり太く直径 1.5cmくらいあります。

※この時に、ホースの中に残っているガソリンが流れ出してくるので、雑巾などをホースの下に置いておくといいです。






次の画像もホースを抜いたところです。

7.これでもうタンクを持ち上げれば外せるのですが、実はタンクの右側(ブレーキ側)一番後ろ(シート側)にもう1本50cmくらいの長いホースが付いています。
しかし、このホースの先はどこにもつながってはいません。
フレームの間を縫うように真下に向かっています。これはタンクから出る無駄なガスを出すための物ですので地面に近いところまで出ているのです。
ですので、タンクを持ち上げる前に、このホースの通り道をよく覚えておいて、タンクを元に戻すときにはその通りにもどしてください。

以上が、タンクの外し方ですが、慣れてくると10分もあれば外せるようになります。
しかし、初めてやる時は焦らずに慎重に時間をかけてやりましょう。


※初めてやる時はタンクにガソリンがなるべく入っていない時にやりましょう。ガソリンが満タンに近いとそれだけで10kg以上の重さになります。また、タンクを地面に置く時は下に段ボールやいらないタオルなどを敷いてタンクにキズが付かないようにしましょう。

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