「MC前(タコメーター無し)VTR250へ
VT250スパーダのメーターを取り付ける」の巻
う〜号VTR250にはタコメーターが付いていない。
ということで、作っちゃいました。
作ったと言っても外付けのタコメーターを付けたのでは面白くないので、先代VT、VTR250の元になったスパーダのメーターを流用して、あくまで純正っぽく。(^^
とはいえ現行型のVTRにはタコが付いているので、それを流用すればって考えもあるであろうが、実は現行型のメーターASSYは5万円もするのである。中古パーツもまだ出回っていないので手に入れるのが難しい。そこでスパーダなのである。
スパーダメーターはヤフオクで¥6000ほどで落札したので、あとは自身の労力のみで完成できる。
では、早速製作開始!
【注意!】タコメーター、スピードメーターの針は非常に折れやすいです。作業は注意して行ってください。私も使用しないSPADAのスピードメーターの針を折りました。(^^;
なお各画像はクリックで拡大して見ることができます。
まず、基本的にVTRのメーターに付いている車体との接続用カプラーを使用するので、カプラーから出ている配線コードを10cmくらい残して思い切ってぶった切りましょう。ただし、切る前に、どの色の線が何のランプにつながっているかを覚えておきましょう。後で分け解らなくなったら最悪ですから。(^^;
デジカメを持っている人はVTR、SPADAとも分解・切断する前に配線を撮影しておくといいでしょう。
そして手に入れたSPADAメーターの左の図のランプ類の配線をVTRメーターから切り取ったカプラーの同じ配線へ繋いでしまいましょう。
SPADAのタコメーターには昔懐かしい速度警告灯がついています。しかし、VTRにはこれは付いていません。今回、スピードメーターはVTRの物をそのままボルトオンできるので、この速度警告灯関係の配線は不要になります。
使用しないので ¢( ・・)ノ゜ポイ。
さて、今回のDIYの山場ですが、現行型VTRやスパーダにはタコメーター内の左下に水温計が付いているのだが、MC前のVTRは水温警告灯になっていてメーターの外(メーターBOX)に付いている。これに伴って水温計部分に警告灯を移設します。この時、最初にVTRのカプラーのオイル警告灯線をSPADAのオイルランプに接続しましたが、VTRのメーターBOXにはその残骸としてオイル警告灯ランプのレンズとウェッジ球ソケットが残っているので、それを水温警告灯に使ってしまいましょう。そして、それを付けるスペースをSPADAメーターの水温計のある位置に作ります。左の画像の水色の部分辺りをドリル&糸ノコ等でポッカリ穴を開けてください。そこに配線されている水温計用の配線も使わないので ¢( ・・)ノ゜ポイ。ちなみに、このSPADAの水温計の配線を無理につないでも残念ながらMC前VTRでは動作しません。水温計を動かすには車体側にサーモセンサーが付いていなければならないのですが、VTRにはサーモスイッチしか付いていませんので。あしからず。
続いてその表側です。当然、水温計の機械部分もいらないので ¢( ・・)ノ゜ポイ。
そして画像のピンクの辺りをやはりザクザクと切り取ってしまいましょう。この段階では、切り口は汚くても大丈夫です。次の説明にもありますが、ここに上からプラ板貼り付けますので。
【注意!】この時にタコの針を折らないように細心の注意をしてください。
そしてここに左の画像のような感じで、白いプラ板を「TEMP」の文字がギリギリ見えるくらいの大きさでキレイにカットし、VTRに付いていたオイル警告灯レンズをはめ込むのにちょうどいい大きさの穴を開けます。プラ板は0.5mm位の厚さでいいと思います。あまり厚いとウェッジ球ソケットがはまらなくなっちゃいますので。また、色は私はオーソドックスに白にしましたが、自分の好きな色でいいと思います。それから、レンズに印刷されているオイルポット?のマークは1500番くらいのサンドペーパーで擦って消しますが、曇ってしまうので仕上げにコンパウンドなどで磨きましょう。
そして裏側にソケットを取り付け、配線をVTRのカプラーの水温計の配線につなげばOKです。
最後に念願であるタコの配線です。
左の画像のように茶/黒と緑の線は電源とアースなので、他のウェッジ球等の配線と同一配線にしてください。残りの青/黄の線がタコを動かすパルス線になります。このパルス線は当然VTRのカプラーには無いので車体側に直結します。
あとはスパーダはレッドゾーンが13500rpmからなのですが、VTRは11500rpm、ということで私はこれもカッティングシートでレッドゾーンを修正しましたが、まぁ修正しなくてもレブリミッターが効きますので、修正しなくても支障はありません。
たま、車体への取付はホームセンターなどで売っている市販のステーをうまく使って自分の好みのポジションに取り付けてください。ステーを買う前に自分で取付位置をよ〜〜〜く確認してどんな形のどんなサイズのステーが必要かを調べてくださいね。
画像は最終的に取り付けた画像です。ちゃんとタコがアイドリング位置(約 1,300rpm)を指しています。
以上で完成!
← Before
After →
スパーダのタコメーターとVTRのスピードメーターのデザインがあまりに違うので、
そうせなら自分でデザインしてオリジナリティを出すことにしました。
ここまで行くと、私は本職なので何の問題もなくできましたが、普通の方にはかなり
ハードルが高いと思われますので、詳細は簡単に書きました。(^^ゞ
Adobe社のIllustrator&PhotoShopというデザイン用
アプリケーションソフトを使用して作りました。
2種類作ってみましたが、採用したのは右の方です。
ユポ系プリンター用タック紙にプリントして、印刷面の
保護のため、さらにPP加工(反射抑制のためにマット
PPを使用)します。
元々の文字盤のプリントをサンドペーパーで剥がして
キズをコンパウンドで消して元の透明なアクリル板に
戻してから、オリジナルの文字盤を貼り付けて組立。
あとはメーターに組み込んで完成です。
完成!
カッコイイ!
さらにスピードメーターの文字盤もオリジナルデザインで統一!
これで完璧!やったね!!!