※画像はクリックすると拡大画像が別ウィンドで開きます。

※初めてやる時はタンクにガソリンがなるべく入っていない時にやりましょう。ガソリンが満タンに近いとそれだけで10kg以上の重さになります。また、タンクを地面に置く時は下に段ボールやいらないタオルなどを敷いてタンクにキズが付かないようにしましょう。

初心者講座【キャブレターの外し方】CB400SF編

ガソリンタンクを外したところから説明になりますので、ガソリンタンクの外し方はコチラの講座へ

1.まずは、燃料タンクを外したらエアクリBOXの
  後ろに収まっているイグナイターを引き出して
  おきます。

2.エアクリBOXを止めているボルトを外します。
  画像は左側ですが、左右とも外します。

3.チョークケーブルを外します。
  矢印のプラスチック製のボルトを緩めれば
  外れます。
  ボルトは手でも回ります。

4.エアクリBOXのカバーを外します。
  矢印のネジで外れます。※左右とも

5.エアクリBOXにつながっている太いホースを
  外します。※矢印のホース

6.こちらの細いホース2本も外します。
  差し込んであるだけなので簡単に抜けます。

7.キャブとエアクリBOXをつないでいるネジを
  ネジが抜け落ちない程度まで緩めます。

  これでキャブからエアクリBOXを分離できます。

8.エアクリBOXは上下にひねりながら引き抜き
  ますが、最終的には画像のように斜め下方向
  へずらすように外します。
  ※ずらす方向は矢印の位置を参考に。

9.次はいよいよキャブをエンジンから外します。
  キャブとエンジンをつないでいるネジ4本を
  ネジが
抜け落ちない程度まで緩めます。
  画像のネジは左側の2本です。

10.TPS(スロットルポジションセンサー)のカプラー
   を外します。
   カプラーはフレームに差し込んであります。
   矢印の方向からカプラーのツメをつまんで抜くと
   外れます。
   フレームから外れたら、今度はカプラー同士を
   外します。

   これでキャブを引き抜く準備ができました。

11.キャブも上下方向にひねりながら引き抜きますが
   今度は画像のように最終的には上へずらして抜き
   ます。

12.さて、ここからが一番苦労するところです。
   キャブを右側(スロットル側)に
少しずつずらして
   いきます。 いろんな物が邪魔になってなかなか
   上手く 移動できないと思いますが、ここでヤケを
   起こさず慎重に根気よくやってください。
   正直、2度とキャブを外したくなくなるくらい苦労
   すると思いますが、何度もやっていくうちに慣れて
   くればコツがつかめて上手く外せるとうになると
   思います(^^;
  
※キャブの真上にあるイグニッションコイルが邪魔
   なので、先に外しておくと多少楽になります。

   画像の位置までずらしたらスロットルケーブルを
   外します。

13.10mmのスパナが2本必要です。
   画像のようにネジをゆるめてステーから外します。

14.ステーからケーブルを外したら、キャブの下側に
   タイコがはまっていますのでそれを外します。
   これでキャブはフリーになったので、さらに根気
   よくキャブをずらしていくと外れます。

オマケ

15.キャブの中にはガソリンが残っていますので
   ドレンから抜きましょう。

   赤矢印のネジを緩めると緑矢印のところから
   ガソリンが出てきます。
   4つともやりましょう。
   それでもまだ多少のガソリンが中に残ってい
   ますので、トレイなどの中で分解作業は行い
   ましょう。

16.キャブを逆さにして赤矢印のネジを外すと
   フロート室が外れます。

   ※水色矢印がパイロットスクリューです。
   ホンダ車専用のパイロットスクリュードライバー
   がないと外せません。

17.各パーツ

   
=メインジェット
   
ピンク=メインジェットホルダー
   
=スロージェット
   
=フロート
   
水色=フロートバルブ
      ※白矢印のピンを抜くとフロートが
      外れてフロートバルブが外せます。

18.昔からいろいろとキャブをいじっているうちに
   こんなにキャブパーツが貯まってしまいました(^^;